No.240, No.210, No.209, No.208, No.207, No.206, No.2057件]

ここへ来るのも、鍵付き投稿の中で小説の続きを書くためだけになってしまっていた。十二月中旬。あっという間に年末で、そして新しい年。
昨日はショッピングモールで書籍や文具のアウトレットセールをやっていたので、野鳥図鑑を買った。鳥の中で一番好きなウミスズメ科の鳥たちも載っている。母の好きなシマエナガはエナガの亜種であること、亜種とは種としては同一だが形態が異なる地域個体群であること、本州のエナガは頭部が白くないが、なぜか千葉にだけシマエナガによく似た個体が生息していることなどを知った。通称「チバエナガ」というらしい。

図鑑はいいなと思った。検索型のインプットは服薬のようなもので、辞書や図鑑をめくるのは食事という気がする。

最近、単語や言い回しの辞書的な意味合いから離れた用法で、心象や魂のありようを表現することをやってみている。
解毒。体内に蓄積された有害物質を分解・排出すること。「心的〜」
構造色。色素や顔料による発色ではなく、光の波長あるいはそれ以下の微細構造による、分光に由来する発色現象。「魂の〜」

ただ、使い方には注意が必要だ。たとえば、思考停止で何かすることを「脳死」と表現するネットスラングの類は好きではない。

日記

伯父が体調を崩したと連絡が入ってからひと月足らずで逝ってしまった。泊まりがけの葬儀参列から帰ってきて一日。言葉にならない想いと考えの断片の滝をただ眺める。小さく鋭くあたたかな飛沫。

日記

書き留めなければいいのだと思う。展翅しなければ、悪夢は幻の蝶となって頭蓋の暗がりへ消えてゆく。

呟き

数日前から原因不明の体調不良に苦しんでおり、少しだけ回復の兆しが見えてきたところ。原因不明といっても恐らくは自律神経がどうかしてしまったのだろうと思う。胃腸が動かず、水を飲んでも吐いて衰弱。やれやれ。

日記

#Archive 投稿, 2017年10月5日
「眠り」

 蒸し暑い部屋の一角で、仕切られた自分のスペースに座り、全身の骨や内臓や血管が不器用に機能しているのを感じているが、片隅では癒されない焦燥と渇きが絶えず訴えられており、子どもの姿をした苦痛の手を誰かが引いて歩いていく、眠りなさいと呟く花が一面に広がって、花畑の中を泳ぐようにその人と歩く。温かい血液がゆっくりと巡り、瞼が少し重い。青空から星が砕けて粉のように降り注ぎ、肌を傷つけ、風が柔らかく慰撫していく。眠りなさい、何もかも忘れて眠りなさいと花々が歌っている、誰かの手が温かく、私はそれが誰なのか思い出すことができない。

断片