No.286, No.281, No.239, No.238, No.236, No.235, No.234[7件]
桜が咲き始めている。
#夢日記
水をまとった男が、ドレスを着た少女を連れて優雅に走っている。絵のなかのできごと。公園の大きな池のほとりの、先端に噴水のあるウッドデッキを駆けていく画がとても美しい。私は本を閉じて書棚に戻す。一階に降りると、子供が、赤ちゃんの頃と今の姿と2人に分裂してお互い不思議そうに顔を見合わせている。
#夢日記
水をまとった男が、ドレスを着た少女を連れて優雅に走っている。絵のなかのできごと。公園の大きな池のほとりの、先端に噴水のあるウッドデッキを駆けていく画がとても美しい。私は本を閉じて書棚に戻す。一階に降りると、子供が、赤ちゃんの頃と今の姿と2人に分裂してお互い不思議そうに顔を見合わせている。
#夢日記
家族全員である街に暮らしているが、母だけがそこから離れて街の中心部で家を借りることになったらしい。母は私に、ひとつだけ気がかりなこととして指輪が……という話をするが、人の耳を気にして小さい声なので聞きとれない。近くで不審な男性が聞き耳を立てているので私は敢えて貴重品の話だとわからないよう、意味不明な相槌を打つ。母はなおも話すが、よく聞きとれないままうやむやになる。
場面は変わり、廃校になった小学校か中学校のようなところに郵便局の仮営業所ができている。私は父に頼まれて何かを出しにいくが、それを仮営業所で引き受けてくれるのかわからず、念のため電話で父に確認しているあいだに営業時間が終了してしまう。
家族全員である街に暮らしているが、母だけがそこから離れて街の中心部で家を借りることになったらしい。母は私に、ひとつだけ気がかりなこととして指輪が……という話をするが、人の耳を気にして小さい声なので聞きとれない。近くで不審な男性が聞き耳を立てているので私は敢えて貴重品の話だとわからないよう、意味不明な相槌を打つ。母はなおも話すが、よく聞きとれないままうやむやになる。
場面は変わり、廃校になった小学校か中学校のようなところに郵便局の仮営業所ができている。私は父に頼まれて何かを出しにいくが、それを仮営業所で引き受けてくれるのかわからず、念のため電話で父に確認しているあいだに営業時間が終了してしまう。
#夢日記
今月末締切の文学賞に応募しようと思っている小説の原稿を両親が読んでおり、感想を聞こうとしたら微妙な反応。ああよくなかったのだと思って自分でも中を見てみると、最後のほうが特によくない。支離滅裂。それなのにそのまま応募してしまったのだ。もうだめだろう、と思っている。
今月末締切の文学賞に応募しようと思っている小説の原稿を両親が読んでおり、感想を聞こうとしたら微妙な反応。ああよくなかったのだと思って自分でも中を見てみると、最後のほうが特によくない。支離滅裂。それなのにそのまま応募してしまったのだ。もうだめだろう、と思っている。
猫の13歳の誕生日。ダイソーで買ったバースデーバルーンに金色のマーカーペンで名前や日付、ガーランドを描き足し、特製バースデープレートと折りたたみ式のキャットハウスを進呈。誕生日を迎える度にいつか訪れる別れが頭をよぎるが、猫は何も恐れず、ただひたすら今だけを生きている。
山下澄人『砂漠ダンス』 #読了
砂漠に行く男。意識がコヨーテに乗り移り砂漠を疾走するあたりの浮遊感がよかった。禁欲的な語り手かと思いきや女を誘えばよかったと繰り返し後悔するあたりが面白かった。途中まで訳がわからないが、少しずつ、「これがやりたかったのか」が見えてくる。
実は図書館の除籍本コーナーで「あ、『しんせかい』の人だ。そういえば未読の作家だ」と思って貰ってきた本なのだが、何回貸し出されたのか綺麗な状態でページも人の手にこなれておらずかたい。読んでみると確かに、純文学の極北をゆく作風と言うべきか、これは人を選ぶなと納得。個人的には苦手ではない。というか面白いのに。他の作品も読んでみようと思う。
山下澄人『砂漠ダンス』 #読了
砂漠に行く男。意識がコヨーテに乗り移り砂漠を疾走するあたりの浮遊感がよかった。禁欲的な語り手かと思いきや女を誘えばよかったと繰り返し後悔するあたりが面白かった。途中まで訳がわからないが、少しずつ、「これがやりたかったのか」が見えてくる。
実は図書館の除籍本コーナーで「あ、『しんせかい』の人だ。そういえば未読の作家だ」と思って貰ってきた本なのだが、何回貸し出されたのか綺麗な状態でページも人の手にこなれておらずかたい。読んでみると確かに、純文学の極北をゆく作風と言うべきか、これは人を選ぶなと納得。個人的には苦手ではない。というか面白いのに。他の作品も読んでみようと思う。
山下澄人「砂漠ダンス」を読んでいる。一人称だが何を考えているのかまったくわからない、異物の語り手。
散歩中、砂場を誰かが掘り返したあとを発見した子供、そこがただの地面ではないことに気づく。穴に足を入れ、砂を掻きまくり、どんどん埋まっていきながら声を上げて笑っていた。おもしろい、世界はこんなにもおもしろいのだ。砂場用のスコップと小さいジョロを買おうと思った。
働いていた頃、帰りの電車に乗るとほっとした。出張帰りの新幹線など最高だった。何も考えなくていい、何もしなくても、「家に向かう」という任務が進んでいく。そして私は水をひとくちふたくち飲んだり、本を読んだりしているだけでいい。逆に、着くまではそれしかできないのだ。不自由で、だからこそ圧倒的に自由だった時間。育児中の今も、もしかしたらその「移動時間」なのかもしれないと思う。
散歩中、砂場を誰かが掘り返したあとを発見した子供、そこがただの地面ではないことに気づく。穴に足を入れ、砂を掻きまくり、どんどん埋まっていきながら声を上げて笑っていた。おもしろい、世界はこんなにもおもしろいのだ。砂場用のスコップと小さいジョロを買おうと思った。
働いていた頃、帰りの電車に乗るとほっとした。出張帰りの新幹線など最高だった。何も考えなくていい、何もしなくても、「家に向かう」という任務が進んでいく。そして私は水をひとくちふたくち飲んだり、本を読んだりしているだけでいい。逆に、着くまではそれしかできないのだ。不自由で、だからこそ圧倒的に自由だった時間。育児中の今も、もしかしたらその「移動時間」なのかもしれないと思う。
小川洋子『完璧な病室』を #読了 。
表題作のほか、海燕新人賞を受賞したデビュー作「揚羽蝶が壊れるとき」、「冷めない紅茶」「ダイヴィング・プール」を収録。おお80年代だ、と思った。表題作と「ダイヴィング・プール」にはいずれも「孤児院で育った孤児ではない子供」が出てくるのだが、閉鎖的なコミュニティのなかで特権的な異分子でありながら、それゆえに決定的に孤独な存在というのが、個人的に抱いている80年代的な実存のイメージにしっくりきた。
表題作のほか、海燕新人賞を受賞したデビュー作「揚羽蝶が壊れるとき」、「冷めない紅茶」「ダイヴィング・プール」を収録。おお80年代だ、と思った。表題作と「ダイヴィング・プール」にはいずれも「孤児院で育った孤児ではない子供」が出てくるのだが、閉鎖的なコミュニティのなかで特権的な異分子でありながら、それゆえに決定的に孤独な存在というのが、個人的に抱いている80年代的な実存のイメージにしっくりきた。
こんなこともあろうかと小説応募の締切までにバッファを設けておいたのを順調に食いつぶしている。