No.217

子供のお昼寝中にルポルタージュ・エッセイ「母は死ねない」を半ばまで読む。さまざまな形で「母」という呪縛へ身を投じた女たち、その娘たち。ストーリーにとって都合のいい事実だけを切り貼りしている感があるが、圧倒的な現実を前に各章があまりにも短いためかもしれない。陶酔感が鼻につく箇所もあり、ところどころ引っかかる。
「母という呪縛 娘という牢獄」「戦争は女の顔をしていない」はよかった。「魚が存在しない理由」は面白かったが、語り口は苦手だった。私は饒舌すぎるノンフィクションの語り手が苦手なのかもしれない。

節分。子供の小さな手に豆を握らせ、一緒に庭へ投げる。家の中に投げる分はビニールの小袋に入っている。鬼の面を不思議そうに眺めている子供。風呂に入るとペタッと鏡を触り、小さな可愛らしい手形が残ったので母に写真を撮ってもらった。