No.279, No.278, No.226, No.225, No.224, No.223, No.2227件]

#夢日記 夜中から今朝にかけて、何度もまどろみながら長い夢を見ていた。
大きな図書館にいる。何階建てもの格式高い内装、大学図書館だろうか。ホームルームか授業をさぼって閉館直前の図書館に行く(夢の中の私は中学生か高校生くらいになっている)。戻ろうよと言っている友達に構わず、借りたい本があるからと図書館に入り、螺旋階段でフロアを上がっていく。あと15分くらいで閉館なので、飛ぶような駆け足で上っていくが、途中で、借りたい本は書庫にあったということを思い出す。取出しを依頼していたら閉館に間に合わないので、諦めて明日にすると言うと、友達はほっとした様子。それから下りていこうとするが、図書館は全体が悪しきものの巨大な磁場にとらわれてしまったようで、下りていこうとすると上がってしまう。何周も何周も、同じところを堂々巡りした末、私は逆に上がっていくことにする。やがて外に通じる大きな正面扉と、そのサイドにある、綺麗な波ガラスのはまった腰高窓が見えてくる。ガラス窓を蹴って割る。破片が飛び散り、脚や私が履いている厚い靴下に突き刺さって、夢の中だが痛みを感じた。割れたガラス窓の横に座りこみ、脚や靴下からガラス片を取り除いていると、いつのまにか近くに高校時代の男性の先輩が知らない誰かと座っていて、私の靴下が臭いということをずけずけと言う。私も嗅いでみるが、毛布のようなウールのにおいしかしない。外は夜だったはずなのにいつのまにか明るくなっている。

場面は変わり、巨大な体育館に衝立を並べて作った迷路を誰かと一緒に歩いている。私は不安に似た居心地の悪さを感じており、どうしてこの人は自分をつけ回してくるのだろうかと思っているが、相手は相手で、なぜ自分のことを思い出してくれないのかと思っているようだった。それで私は、どこで会った人なのか一生懸命考えていた。

断片

小川洋子『妊娠カレンダー』を #読了
収録作品は芥川賞を受賞した表題作「妊娠カレンダー」のほか、「ドミトリイ」「夕暮れの給食室と雨のプール」。
小川洋子はだいぶ昔に『博士の愛した数式』を読んだくらいで、純文学作家として意識したことがあまりなく、最近になって、きっかけは忘れたが改めて興味を持った。(あと、新聞の一面を使って連載されていた『ミーナの行進』という作品が記憶にあったのだがあれも小川洋子作品だったらしい)
図書館で『海』を借りて、表題作だけ読んで時間切れになって返したのだったかな。静謐で透明な香気漂う文体、どこか村上春樹にも通じる、オブジェクトを丁寧に配置していくことで語られないものを語る手つき。一人称小説なのだが、視点人物は周囲の激情や孤独を透徹した視線で見つめるばかりで、ある意味で神の目による三人称小説のような雰囲気も帯びる。寝る前に飲む薬のような感じ、書架に欲しくなってしまった。次は芥川賞に連続ノミネートされた初期の作品集を借りてきて読もうかなと思う。

呟き

#夢日記
どこかの離島で暮らしている。島には小さな市場しかなく、茹でた落花生の殻を寒天でコーティングした食べ物をそこで買う。つけて食べる甘い味噌も付属している。買って帰ると、母のような知らない女性に、もう少しでとれたての落花生が入ってきたのに、と言われる。これが食べたかったのでいいのだと答える。場所は実家のダイニングテーブルになっている。母が、買ってきたから適当に食べてと言って、三角形でフィルムに包まれている市販のサンドイッチをたくさん机に置く。サンドイッチというよりクレープのような中身で、チョコバナナといったものもある。
母は、外が吹雪だから誰かを迎えに行かなくてはいけないと言う。行ってほしくないが、幼い妹がいるため家に留まることにして母を見送る。母が出ていったあと様子を見に行くと外の猛吹雪は止んでいる。

断片

”大学生達が出てくるシーンで急に思い出したんです。春から初夏の、暖かい夜……外を歩いてると、風がぬるくて過ごしやすくて。若かったから薄着で、Tシャツにショートパンツ、サンダル。背中にはリュック。荷物はいっぱい入ってるけど、身体は軽くて、どこにでも行けそうな自由の感覚……暖かい夜道を歩いてる。桜の萼が道にいっぱい落ちていて、雨上がりの草地の青い香りがする。月が出てて、まだ何ものでもない、夢や希望もなんだって描ける、軽やかな身体と魂……そんな頃もあったなって今急に思い出しました。今は何もかも重い…身体にも魂にも贅肉がついて。やり直しの効く年齢でもない。子供、家に土地、あまりにも重い、しがらみばかり。私はもはや自由ではない、どこにも行けない。でも絶望感と同時に、あの自由な感覚をどこまでも懐かしいと思う気持ちがあります。何もかもがただ懐かしい。
いつか死ぬ前にもこうして、いろんなことをただただ懐かしく感じるのでしょうか。つらかったこと、苦しかったことも……自分という人間が確かに生きていた証である、あらゆることを、授かった小さな黄金のねじ巻きを神様にお返しして、この意識が暗闇に吸い込まれていく前に。”

呟き

枕カバーのへりのところに、タグを留めていたプラスチックのピンがついたままになっている。気になりすぎて眠れない。

呟き